紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク
紀伊・環境保全&持続性研究所(三重県津市)
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<紀伊半島の巨木を訪ねる>
奈良県宇陀市室生区 龍穴神社の夫婦スギ
奈良県宇陀市室生区室生の龍穴神社は、室生から伊勢街道(国道166号線)方面を繋ぐ県道28号線沿いにある。龍穴神社の端に生育する夫婦スギは、室生寺のスギの大木を見馴れた目にも巨大であると感じられた。
この夫婦スギの幹はなめらかであり、2本のスギが合体して形成されたとは思えないほどであるが、太い幹が2本同じように真っ直ぐと伸びているところを見ると、やはり合体融合して形成されたのであろうと推察され、夫婦スギの名前に似つかわしい。
夫婦スギは各地に散見されるが、紀伊半島では、三重県松阪市飯高町
黒瀧神社の夫婦スギ
がこの龍穴神社のものよりもさらに巨大である。
(写真をクリックすると拡大します)
夫婦杉の巨大な幹。根元に置かれた小さな石には「ご神木」と書かれている。奈良県では古寺が多く、このような巨木も珍しくないためか、名木として指定する立て札は見あたらない。
太い幹の上部で、主枝が対称的に2本に分かれていて、夫婦杉の名前の元となったのだろう。
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